kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

弦楽器の発表会に行ってきた話

こんばんは~

台風真っただ中ですね。家にこもってます。


先週、ピアノの先生の関係で、ヴァイオリンの先生門下の発表会に行ってきました。
ソロではなく、2台ヴァイオリンや、弦楽四重奏、弦楽器とフルートの合奏などアンサンブル主体の演奏会でした。


…私、弦楽器の教室の発表会って、考えてみれば聴きに行ったの初めてでした。
みなさんは、経験ありますか???

これがまた、初めての私にはすごく刺激が強くて…。
要するに、弦楽器、まず音程をとるところからして、ムズカシイ。
ソロならまだしも、それを2人とか、4人とかで合わせるとなると、非常にムズカシイィィィ。

学生の頃に学校のオーケストラ部の演奏会などは、よく聴きに行きましたけど、「オケ」だと、たくさんの音の「平均値」が聞こえてくるので、たぶんまだ聴ける。
しかしこの、二重奏とか、四重奏とかが、たぶん、すごく難しいのだと思うんです。


なんていいますか、聴いていてもう、ハラハラ、ドキドキ。
曲が終わったときには、「はぁ、終わった~、ヨカッタ~ふぅ。」という感じ、なのデス。


しかしですね、それでも皆さん、たぶん、すごく弾ける方たちなんです。
真面目に熱心に、長年取り組まれてきた人たち。
そこへきて辿り着く、音として聴こえてくる音楽が、それだということなんです。

本当に刺激的でした。
4つの声部を合わせるということの、なんという、崇高なことなのでしょう。

たぶん、それって、ピアノを弾いていると、分からなくなってしまっていること。
自分一人さえいれば、4つの声部が、「ササッ」と合わせられてしまう。
でもその作業って、本当は、ものすごくものすごく、叶え難く、尊いことなんだよ、と。
そんなことを気づかせてくれた。とても刺激的な、演奏会だったのでした。


ピアノ以外の音楽、いろんな方が演奏する音楽を、聴くこということも、とてもいいですね。


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他の先生のレッスンを受けるかも

おはようございます~

またまた台風、みなさま、お気をつけくださいね。


最近、レッスン記事サボってますけれど(汗)、2週に1回ペースで通っています。

昨日レッスンだったんですが、先生から、曲がある程度出来上がったら、先生のお友達の先生にもみてもらう、ということを提案されました。
先生のお友達で演奏活動で活躍されている方、あるいは大学で教えていらっしゃる方など。
先生とは違う「タイプ」の先生に、みてもらうことも必要、演奏家にはいろんな「タイプ」があるから、と。


…本当は、私、「おとな」なんだから、自分で求めてもっといろんな先生のレッスン受けに行けばいいだけのハナシなんですが。
でもなかなかその一歩の「勇気」が出なかったんだな。ツテもアテもないですし。
それにやっぱり正直、今習っている先生への「遠慮」、みたいなものも感じるでしょう。内緒でほかの先生にみてもらっていいのかな、とか、先生に言ったらなんて思われるかな、とか。

でも今回、先生の方からそういうことを「提案」してくださったので、なんかすごく、有り難かった。
「公開レッスン」なども含めて、自分でもさがして、他の先生のレッスン受けられるチャンスがあったらどんどん受けた方がいいと、先生言ってくださったので、まぁ、そんなすぐには難しいけど曲がある程度になったらそういうところにも出ていくゾという気持ちで、がんばろう、と思いました。



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「ピアノの森」読みました!

おはようございます♪


マンガ「ピアノの森」。
反田恭平さんの「情熱大陸」で、反田さんのご実家の本棚に「ピアノの森」並んでいましたよね。
その時は「へえ~」とだけ思っていたのですが。
何か月か前に「ピアノが趣味」というある研修医クンに勧められて。「すっげーいいです、俺これ読んでいつもピアノのモチベーション上げてます」っていうので、じゃあ読んでみよう。と思って。

amazonで全巻中古本大人買いして、読みました。


・・・はじめは、「エ~ッ、ありえないでしょ!?この設定!」って思いましたけど。
だって~、家の中のピアノに、こんなにあれこれ温度・湿度常に気にして、やっともってる楽器なのに。
森の中に雨ざらし!? ありえないよ~、、「マンガ」だ。 って思ってましたけど。

でもそのうち夢中になっちゃって。
熱中して一気に読んでしまいそうになったけど、もったいないので、チビチビ読みました。笑


感想としましては…、とにかくですね~、
「一ノ瀬海のピアノが聴きたい!」
「阿字野のピアノ聴きたい!」
「パン・ウェイも聴きたい!」「ついでに雨宮くんのピアノも聴きたい!」 …ってことデス。

恩田陸の「蜜蜂と遠雷」を読んだ時には、「風間塵のピアノが聴きたい!」って思いましたけど。

みなさん、文字や絵で、本当に素晴らしく表現されるのですよね~。
実際に「音」で聴きたいわ~。

「音」を求めてるんですよね、心が。ピアノの音を。


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ブレハッチ聴きに行ってきました♪

こんばんは♪

今日は暑かったですね~。
でも夜になると肌寒い。体温調節ムズカシ。


昨日、ブレハッチを聴きに横浜みなとみらいに行ってきました!
言わずと知れた、2005年ショパンコンクールの覇者ですね。
私、今年いろんなピアニスト聴きに行ってます。

アンドラーシュ・シフ
マルタ・アルゲリッチ&伊藤京子
・キット・アームストロング
そして今回、ラファウ・ブレハッチ

ちなみに来月は、前回ショパンコンクールで3位だった、ケイト・リウを聴きに行きます。
あと、来年、マレイ・ペライア行く予定。

もう一人の女医さんにお留守番お願いできるようになったので、聴きに行きやすくなりました。


ブレハッチ、良かったです~♪
うちのダンナ、「なんか、『みつばちハッチ』みたいな名前だね。」というので、「アハハ、そうだね~、ミツバチハッチ、ブレハッチ♪ みなしごハッチブレハッチ♪」と歌いながら会場に向かいました。 ←バカ?


ブレハッチ、さすがでした。
特にベートーヴェン3番と、ショパンピアノソナタ2番、特に第3楽章。すごくよかった。

音がものすごく綺麗。自然な流れの中に、豊かな歌が浮かび上がって。
かと思えば一瞬にして怒涛のようなffに包まれる。
「ピアノ」というか、「空間」の響かせ方が、スゴイ。

惹き込まれましたね。


そして聴き終わったあとの、自分の心の、清々しさ。
森の自然に触れたあとみたいな。
不思議とすっかり癒されました。


アンコールはブラームスのOp.118-2を弾いてくれたんですよ~、素敵でした。
あと、ショパンの「太田胃散」。笑


終わったあと、サイン会をやっていて、サインはもらいませんでしたけどお顔間近で見られて。
顔ちっちゃくて、色が透き通るように白くて、笑うとめちゃくちゃ可愛いの!
ピアノに人柄出てるけど、ああすごい。天才ってやっぱり、ああいう美しさ放つんだ。
きっと、森の妖精。そんな気がした。

また聴きたいです。


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浜松駅でShigeru Kawaiを弾いた。(ハズカシ)

こんばんは♪

ここのところ更新長期に滞っておりまして、スミマセン。
身体はすこぶる元気です。(夏場は冷えにくいから?)
これから秋の冷え込みに向けて、厳重に「冷え対策」していこうと思ってマス。

ご心配くださった方もいて、大変恐縮です、コメントくださり、ありがとうございました。


最近、ずっと忙しくしておりました。
コンペ前できていなかった、家の中のいろんなこと、それから仕事もあれこれ急に忙しくなったり、そして夏休みで出かけたり、友人が泊まりに来てバタバタしたり。

昨日今日は、浜松の実家に帰ってきました。
浜松駅の新幹線のホームを下りると、通路の両側に展示スペースがあって、いつも地元の企業が何かしら展示してるんですが。
今回はちょうど、ヤマハとカワイが展示してました。
いつもカワイが「Shigeru Kawai」を展示していて、「弾いてみたいな~」と思いつつ、行きかう人々の中弾く勇気がなくて、これまでなかなか弾けずにいたのですが。
しかし今回やっと、弾きました。
これも「コンペ」で少し度胸がついたことの成果でしょう。
…とはいっても最近あまり練習してなくて、ボロボロでした。笑
でも何人か、観客ができて(笑)、最後拍手までしてくださって…、申し訳なかったです~~(汗)、あ~んなヘタなピアノ。

↓展示されてたShigeru Kawai
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ところで「Shigeru Kawai」と言いますと、私にとっては「河合滋さん」。
河合楽器の前会長さんですね。
高校の大先輩、それとたしか中学校も大先輩にあたり、同窓会長か何かされてた記憶があります。
なので卒業式とか何か学校の行事のときにはよくお見えになっていて。
ですから「Shigeru Kawai」を見ると、私にはあの白髪のおじいさまが頭に浮かびます。
2006年にお亡くなりになったのですね。
まるでご自身が「ピアノ」になって生き続けていらっしゃるようで、何かピアノへの「執念」みたいなものを、感じます。

その、私が初めて弾いた「Shigeru Kawai」は、タッチもまろやかで低音から高音までとてもバランスがよく、弾き心地の良いピアノでした。
人前でちょっと遠慮してしまったところがあるのですが、たぶん思い切りやれば、低音ももっと重厚に、高音はもっときらびやかに、応えてくれそうな気がしました。


と、いうわけで、ピアノはぼちぼち弾いてます。
来年もコンペ受けたいな~、とも、思っています。

一方で実は仕事も大きな転換期にきておりまして、(仕事というか「人生」の転換期ともいえるような。)
1~2年のうちに大きな変化がありそうです。

夏休みで青森に行って、文学や、歴史も、また面白いな、と思ったり。

自分の人生を、充実させていきたいな~と、しみじみ思う、今日この頃です。


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