kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

前腕を使うことにした。


こんばんは。
今週は、楽しみにしていたコンサートに出かけたり、夜は研修会・研究会に出たり…、で、本番前できなかったことをワ〜っとしています。


そんなわけで今週はあまりピアノを弾いていませんが、少し方針転換したことがあります。
それは、「前腕を使うこと。」


今まで、とにかく「脱力」を追い求めていたので、「前腕の筋肉」は「悪者」みたいに捉えてました。
しかし先日のステップで、「脱力を意識するあまり指先まで抜けてしまって『しまらない』音になっている」とアドバイザーの先生に指摘され、そういえば以前もパルティータの「クーラント」のタッチで同じようなこと言われたな〜、と思い出し…。
「指先が抜けている」っていうのは、PIPやDIP関節を屈曲させる前腕の筋肉を、使っていないということ。だと思う。


あと、フォルテ。
自分は「fの追求には限界がある」とかなんとか、この間書いてしまったけど、グリモーなんか、あんなにスマートな体でもの凄い迫力ある音を出すんですよね。硬質な音。


グリモーって、前にYou Tubeで見ていたら、かなり「内在筋マイナス肢位」で弾いていて、外在筋=「前腕の筋肉」を使っているんだな〜と、思ったんですよね。
もちろん身体自体もよく鍛えられているのだと思うけれど、あの身体であの音を出すのには、「前腕」がけっこう大きな役割を果たしているのかもしれない、と、今回生で聴いてみて、思ったわけです。


そんなわけで今週は、前腕を意識して使ってみたりしました。


これは、もともと「脱力」を身に付けようとする前に使っていた筋肉なので、これを使うのはそんなに難しいことではないかもしれないと思いました。
あと、前腕で弾いてしまえば、「肩」はラクかも…?
ただ、必要のない筋肉にまで力が入ってしまったらいけないんだと思うので、必要なときに必要な筋肉を使えるように、していきたいな〜と思います。



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