kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

忘れないうちに本番の失敗をふりかえる

おはようございます。


先日のステップ、いろいろと上手くいかず失敗が多かったのですが、その原因について自分が考えたことを忘れないうちに書いておこうと思います。


まず、実は今回、ステップの当日、午前中にレッスンをしていただいていたんです。
当日にレッスンしていただいた経験はこれまでになく、初めてでした。


それで、当日のレッスンでも通して「スケ2」を弾いたんですが、実はそのときは、自分ができる演奏の範囲内としてはかなり「うまくいった」と思える演奏だったんです。
テンポのコントロールも思う通りにできて。ミスもほとんどなかった。


ところが、「同じ日」に弾いた演奏であんなにいっぱい失敗してしまった。
練習量とか、曲の習得度とか、そういった準備状態としては、同一条件であったはずなのに。
レッスンでは弾けて、本番では弾けない。その原因は何なのか、ということを、考えたわけです。


自分なりに考えたのは、以下の点です;
1)テンポのコントロール不良:今回、細かい音符でいっぱいはずしてしまったのですが、弾きながら「なんではずしちゃうんだろう?」と思いながら、分からないまま、本番が終わってしまったのでした。あとになって録音を聴いてみると、やはりテンポが平常より速く(録音時間にすると20秒くらい短い)、テンポのコントロールができていなかったのだと気づきました。
何度も自分で「課題だ」と書いておきながら、やっぱり本番になるとどうしても速くなってしまう。ちゃんと自覚して「本番」でコントロールできるようにならないと…。


2)体の冷え:当日は、1−2時間前に会場に着いていたのですが、ホールの中には入らず、ロビーで待っていたんですよね。そこが寒かった。身体の芯が冷えちゃったのかなぁ、けっこう身体が固くなってしまった感じがありました。
身体冷やしちゃいけないな〜と思いました。


3)スタインウェイが苦手…?:これは前からなんとなく感じていたことなんですが、どうも私、スタインウェイが苦手な気がするんです。ふだん「ヤマハ」しか弾いてないから…?前に山梨で一回だけ発表会に出たとき、ベーゼンドルファーだったんですが、あれはすごく弾きやすい感じがしたんですけれど…。
まだ自分の手の中にスタインウェイの感触が残ってますけれど、なんだか跳ね返ってくる打鍵の感触が、浅くて硬く尖ったような感じを受けるのは、私だけでしょうか。音もそんなような気がして。それで加減してしまっていた、ってこともある。
結局、タッチの感覚が掴めないまま、本番が終わってしまった(コーダくらいでやっと少し…、という感じ。←遅すぎ。笑)。


4)直前の練習の仕方の失敗:当日の記事にも書きましたけど、直前練習でsempre con fuocoの前あたりをムキになって練習してしまって、左肩に痛みが走りました。慌ててテーピングを補強して、そのあとは、弱めに弾く練習しかしなかった。痛みで気持ちがかなりナーバスになりました。「本番中に痛みで弾けなくなったらどうしよう…」などと思い、「無理な力を入れずらくに弾こう」ということに意識が集中して、ffも控えめになり、テンポのコントロールとかは頭から抜けてしまっていたのは事実です。
直前の練習の仕方って、だいじだな〜と思いました。



だいたい以上なんですが、目下懸案事項は3)ですかね〜。
やはり自分の打鍵の仕方、指先の硬さとか程よい緊張を保ったタッチ、それと指の分離独立、瞬発力、そういうのが必要なんだろうと思うのですが、なにせふだん「スタインウェイ」を弾く機会がないので、いつまでたっても「本番で慣れないスタインウェイを弾く」ってことになってしまいます。


なんとか、「スタインウェイ」で練習する方法ないかな〜と…。
可能性としてあるのは、この町の「市民ホール」(←いつもの「市民センター」とはまた別です)のスタインウェイD274で練習する、って方法。
ホールを「大人借り」して…?
でも本気で考えちゃう。


苦手だと、好きになれない。
スタインウェイの音の魅力ってきっといっぱいあるんだろうけど、どう響かせればいいのか、よく分からない。なので・・・。



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