kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

ショパンの次に・・・

ベートーヴェンの「田園」の次は、ショパンノクターンOp.55-2を弾こう、ってことは前々から決めていて、その次はベートーヴェンのOp.101か…?なんてことは以前書きましたけれども。

しかしちょっとその前に、何か他のものを弾きたいな~、という気がして。

近・現代って、私、あまり弾いたことがないんです。
そろそろ少し弾いておきたいな、と。


しかし何を弾こうか、と。
フォーレは好きで弾きましたけど、ムズカシ~ってことが分かりましたし。
ドビュッシーラヴェルも、「素敵だな」とは思うけど、すごく「弾きたい!!」って気持ちが起こるわけではなく…。
ラフマニノフ前奏曲でいくつか弾きたいのがあったけど、それも今は、すごくそそられる、というわけではなく…。

・・・で、やっぱり、「弾きたいな~」と思うのは、「モンポウ」なんですね。


モンポウの楽譜、ひとつだけ持っているのがあって昨日少し弾いてみましたけど、やっぱりいいです。
心にすっと沁み込んでくる感じ。

モンポウの内に響いている音楽。
内側にそっと響いてくる音楽。


音数が少なくて、文学で言うなら「行間を読む」みたいなところが難しそうだけど。
一方で、「MOMPOU plays MOMPOU」の、100%MOMPOUの音が存在している中で、じゃあ、私たちは何を弾くんだろう?ていうところもあるんだけれど…。

でも弾くと、音のやさしさに包まれる感じがする。
弾いていって、自分の感じ方、自分の身体を通していったときに、どうなるのか。体感してみたい気がする。

・・・あ、まぁ、どっちにしろ、大したものは出てきませんけど。


スペインって、私、好きなんですよ。
バルセロナカタルーニャ地方。特に好きな土地。
太陽の光あふれる、緑と大地、青い空と海。オレンジ。
なんとなく、私の住んでいるこの町と、気候風土がかぶる気がします。