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kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

幸福な王子

今日、車に乗っている時にダンナが、「ツバメって、渡り鳥だっけ?」と言うので、
「そうだよ。だってさ、王子様の像の金箔を、ツバメが貧しい人々に届けて、それで南国に渡るのに遅れて凍えて死んじゃった話があるじゃん。」と。

しかしこの話、「なんていう題名の話だっけ?」ということになり…。
どうしても思い出せなくて、googleで「王子様 ツバメ」と入れたら「王子様 銅像 ツバメ」という並びが出てきて、すぐに検索できました。

「幸福な王子」 オスカー・ワイルド作。

そうだそうだ。「幸福な王子」。
もとはとても美しい、金色に輝く王子だったのに、街の貧しい人々に、自分の体にまとう金箔やら、目に入っているサファイヤやらルビーやらを分け与えて、それで最後はぼろぼろの体になってしまうのだった。

この話、自分が幼稚園の頃に、月に何回か、アニメになっている童話のビデオを鑑賞するというものがあって、その同じ話の絵本も配られるのだけれど、それで見た記憶があるのでした。
で、子どもながらにこの話は強烈に印象に残るものがあったらしく、特にボロボロになって最後は朽ちる王子の姿がたぶん印象に残って、それでしばらく、近所の同じ幼稚園に通う子どもたちとの間で話題になっていた記憶があります。


今日、検索してwikipediaを読んでいたら、この話の結末が、なんとも泣けまして…。
みすぼらしい姿になった王子の像は、「こんなみすぼらしい像は、この街にふさわしくない」と、心無い人々によって柱から取り外され溶鉱炉で溶かされたのだと。しかし、鉛の心臓だけは溶けず、ツバメの死骸と一緒にゴミ溜めに捨てられたのだそう。

ある時、天国で下界の様子を見ていた神様が、天使に「この町で最も尊きものを二つ持ってきなさい」と命じ、天使は王子の鉛の心臓と死んだツバメを持っていったと。神様は天使を褒め、王子とツバメは楽園で永遠に幸福になったのだそうです。


ああ、なんか、最後のところ、バッハの音楽みたい、と思いました。
わたし今、平均律の1巻第8番変ホ短調のフーガ(フーガは#で書かれているけれど)を弾いているんですが、なんだかこのお話にぴったりだな、と思いました。とても美しい曲、大好きです。

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