kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

国産アンティークピアノへの憧れ

こんにちは♪

…ず~っと前にも書きましたが、私、ピアノを弾いていなかった大学生・研修医の頃、よく夢で見たものがあるんです。

部屋の中に、何台ものアンティークなピアノが置かれていて。
夢の中で私は、それを見て「わぁ~、ステキ!」って感激するんですが。
しかしどのピアノも、弾いてみようとすると、鍵盤が壊れていたり、鍵盤の数が少なかったりで、弾けないんです。

同じような夢、本当に何度も何度も見たことがあって。
今でも時々、見ることがあります。


その夢のことがあるので、なんとなく、自分の中に、アンティークピアノへの憧れとか、何かしらの思いがあるのではないか、とずっと思っているのですが。



最近、たまたま、「浜松ピアノ物語」という本を見つけて、読んでいました。
日本のピアノ作りの歴史、山葉寅楠から始まり、その弟子たちに引き継がれていった技。
その中で、戦前、戦後の浜松で、新しく興された数多くのピアノメーカーのことについても書かれていました。

今ではヤマハ、カワイの他にはほんの数社しか残されていないようですが、工房で職人の手作業により作られた、こだわりの一台一台は、音色もきっと個性があって素敵なんだろうな~と思います。


そんなこんなで、ネットでその音色が聴けないかしら?と思ってさがしたら、いっぱい出てきました。
今ではもう廃業になってしまったメーカーのピアノも、中古ピアノを修復する形で、また弾けるようになるのですね。

特にこの↓中古ピアノ販売店の動画、…はじめコレ、「ジャパネットたかた…?」かと思ってうさんくさいかと思ったけど(←スミマセン)、この調律師でもある社長さんの演奏もけっこうステキで、先の国産レア・メーカーのピアノも愛情いっぱいに修復してくださってる様子が伝わってきてとてもよかったです。

↓クロイツェルピアノ

↓昭和4年製ヤマハ

↓シュベスターピアノ

こういった中古ピアノ販売店さんの倉庫の中って、まさに私が見た夢のようなものなんでしょうかね。


そして、今もがんばってピアノ作りに取り組んでいらっしゃる、シュベスター(エスピー楽器)の岩本社長さんインタビュー↓


この岩本さんも、古いピアノを修復する仕事もされているよう。




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