ショパン・舟歌Op.60 ステップ1週間前
こんばんは。
今日は、「仮本番」2回目でした。
今回も、でっかいミスをしましたが、しかし「フォーカスポイント」が大事だってことが、なんとなくわかりました。
演奏中、見ている人の視線が気になったり、「あ、ミスした」「次の音なんだっけ?」とかいろんな自分の声が聞こえてきたりしますが。
要するにそういうもので、「気が散る」「集中できない」という状態。
そんなとき、この、「フォーカスポイント」に意識を向けることを意識すると、左脳思考に支配されず右脳の流れに戻ることができることが、なんとなく分かりました。
この動画↓は、仮本番後に一人で撮ったものです。
一番ムズカシイのは、弾いてる本人が「緊張」しているので、一生懸命になってしまい(テンポもいつもより速くなってしまった)、舟歌の、ゆったりとした、独特の雰囲気が出ない、ってこと…。
…先日、仕事で精神的にすごく落ち込んでいたときがあり、肉体的にも疲れていて一回だけ通して弾いた時があったんですが。
実は、その時が一番、「ショパンの舟歌」らしく弾けた、と、思ったんです。
たぶん。ショパン、病気も進んで、体調もすぐれない日が多かった頃だと思うのですが。
その中で紡ぎだされた、宝石のような音の数々。
決して、現実の世界で意気揚々と海に漕ぎだし、生きる喜びにあふれて歌っている曲ではない。
ショパンの心の中に、霞のように浮かぶ、遠い世界の、穏やかな美しい景色。
いや~~、ムズカシイ。
ミスもいっぱいしておりまして、途中崩壊もしかけております。
お聞き苦しいのに加え、本番用のドレスも着て見苦しくもあり、本当に申し訳ゴザイマセン。。