「音楽心理学」
こんばんは♪
昨日の話で、「ドミナント」っていうのはあくまで人間の脳の、音の認知と心理学的な反応であるってことに気が付いて、以前買った「音は心の中で音楽になる〜音楽心理学への招待」という本を、開けてみました。
面白いですね。
例えば昨日の話も、「ド」が主音であると脳が認識していなければ、「ソ」を「ドミナント」とは感じないわけですよね。
「ソ」だけ聞いても、別に何の感情も、わかない。
ってことは、音楽を聞いたときに、その調性と主音を、脳が認識しているってことが前提なわけです。
そこにまずひとつ、音の認知に関するテーマが見えてくるし。
また、音の高さの知覚には、音の高低(周波数)を感知する「ピッチ感覚」と、オクターブや完全5度といった音の類似性を感知する感覚、つまり周波数の比を感知する感覚である「音調性感覚」という2種類があると考えられているのだそうです。
まさにこれ、昨日の話とかぶります。
この「音調性感覚」が、脳神経系のどのような処理に基づいているのかはまだ解明されていないのだそうで。
生得的な部分と学習による部分とが組み合わさったものだろうというのが大方の見方だと。
しかしこれは、「知覚」「認知」の段階の話なわけです。
そこからどんなふうに感情が生まれるかって、解明されるのは、まだまだまだまだ先の話なんでしょう・・。
「音楽」と「感情」のつながりを形成している、いろんな原理、最小単位が見えてくると、面白いだろうな〜と、思うのですよね。
「2:3」の原理などは、宇宙の神秘、神の恵みみたいなものを、感じさせます。
またひまを見つけて、読んでみたいと思います。