kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

上高地のこと。

こんにちは。

私の夏休みの旅日記、これで最後です。
今回は上高地について。


上高地を訪れたのは、今回で3回目。
1回目は中学2年のとき。学年全員で、西穂高独標まで登山したとき。
2回目は大学生のとき。

中学2年の時も、高く聳え立つ山々や、梓川の清い流れに、感動した記憶がありますけれども。
しかし今回は、上高地のこと、今までにないくらい、しみじみ「いいなぁ〜。」と、思ったのでした。


年取ったのかなぁ〜…。


今回感じたのは、上高地って、パラダイス、最後の楽園、みたいなところだな、と。
一般車両は入ることができず、沢渡からバスかタクシーで行くしかないわけです。
植物の採取や狩猟も禁止。動物にエサを与えることも禁止され、人間の自然に与える影響が、最小限に規制されている場所。

そこにある自然の景観は、天国のように美しいです。


そして思ったのは、生き物たちが、とってもかわいいんです。
大正池で泳いでいたカモたち。まあるくて、目がくりくりっとして、本当にカワイイ。

彼ら、人間のこと、こわがらないんですよね。フツーに、近寄ってくる。私たちの方に、飛んでくる。
横尾で出会った山鳩も、やはりそんな感じで。休憩する登山者の中で、フツーに、まったく距離感なく、何をするでもなく、ただぷらぷら歩いたり、座って休んだり。
蝶々も。私たちが近づいても、写真を撮ろうとしても、まったく逃げようともしない。
むしろ「見て見て。」とでも言うように、きれいな姿、撮らせてくれて。


けれど。あの子たち、上高地の外に出たら、生きられないと思うんです。
上高地の自然の、守られた楽園の中に暮らすから、あんなふうに生きられてる。
外に出たら、生きていけないと思う。


でも、上高地って、「人間」を除く弱肉強食の生態系はもちろん存在していると思うので。
それぞれ自分たちより大きな生物に、食べられてしまう危険性は常に抱えてる。
しかし「人間」の影響が排除されると、自然って、動物たちって、こんなにも伸び伸びと、生き生きと、生きられるんだ、と思ったんです…。


それだけ、人間が圧倒的な力の強さで自然に与えてる影響って、大きい。
人間が、自然を汚している部分って、すごく大きい。
そう思ったのでした。


だから何?ってわけでもないんですが…。
ただそう思ったのと、上高地の自然が、これからも守られていきますように…、という願いを込めて。



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