kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

防音業者さん、決めた。

こんばんは!

今日は、午前中は関本昌平さんのピアノセミナー、午後はお友達のお宅の防音室を見させていただいて、その後、住宅メーカーに紹介された防音業者さんから話を伺いました。


「ピアノセミナー」も、勉強になること盛りだくさんで、書きたいこともたくさんあるのですが、それは明日に。

今日は「防音室」関連の記事を書きます。


まず、お友達のお宅で見せていただいた、防音室について。
お友達は、先週土曜日に伺った防音業者さん(A社)で数年前に防音室をリフォームされ、とてもいい防音環境とのことで、私にその業者さんを紹介してくださったのでした。

実際に音を聴かせていただきましたが、ドアのすぐそばでは少し音が聴こえますが、お隣の部屋では、ほとんど聞こえませんでした。
ごく小さい音がなんとなく聞こえるけれど、何を弾いているのかは分からないし、そもそもピアノの音なのか何なのか、分からないくらいの音。


そして、実際にピアノ、弾かせていただいて…、そしたら、先週、その防音業者さんのショールームで弾かせていただいたのと、同じ響きでした(!)
ショールームの防音室のような広い場所ではなくとも、あの響きは可能なのだということが分かりました。
「残響が少しあって、かつ、音の分離がいい」←これが、その防音業者さんの音響の、コンセプトのようでしたけれども。そのような響きが、実現されていました。
とても心地よい響きで…、「ずっと弾いていたい」と思いました…。



そしてその足で、住宅メーカーの展示場に寄って、紹介された防音業者さん(B社)とお会いしました。
お話伺うと…、その業者さんは、「とりあえず部屋をつくって、あとは響きをみながら吸音パネルを置いていく」というやり方。…たぶん、今、一般的な防音室はこのようなやり方なんだと思います。
部屋のタテ・ヨコ・高さの寸法比も、結局部屋に物を置いたりすれば響きが変わるから、あまり関係ない、とのこと。その部屋の響きがどうなるのかは、出来上がってみないと分からない、だからまずは箱をつくって、あとの響きは個々の好みで調整していく。天上の高さも、低ければ天井に吸音板を貼ればよい、床はクロスカーペットをお勧めしている、と。

「ではB社さんの防音室を見せていただけますか?」とお聞きしたのですが、展示されている防音室はなく、施工したお客様のところともつながりは持っていないため基本的にはお見せできない、と。


・・・しかしもう、私の中では、お友達のお宅の防音室を体験させていただいた時点で、もう心は決まっていて。
B社の担当の方が帰られた後、住宅メーカーの方に、私の気持ちをお伝えして、「A社でお願いしたい」と伝えました。


お友達のお宅の防音室、本当によかったんです。
グランドピアノの蓋を全開にして弾いても、全然、うるさくない。とても心地よい響き。

…「響きのよい部屋」で練習することに対して、不安がないわけではないのですが。
自分の感覚が、響きに甘えてしまうのではないか、という不安。自分の雑なタッチも、響きにかき消されて気付かないで過ごしてしまうのではないか、という不安。

でも、それはそれで認識して、そうならないための工夫をしていこうと思います。
(現在のサイレントピアノも残すつもりですし…)
それにこれからの人生、ピアノを一番長い時間弾く場所は、たぶんその「防音室」になるわけです…。
それなら、できるだけ、心地よい響きの中で弾いていたい。


来週土曜日に、こんどはA社さんと、住宅メーカーとで会って打ち合わせをしてもらう予定です。
そこでかなり具体的なところまで決まっていくだろうと思います。
ちなみに防音室は、今まで「2階」で設計してましたけれども、天井高の関係から、「1階」に移すことにしました。2階はどうしてもこれ以上、天井を上げられないようで。それに遮音性を上げれば、親世帯の生活スペースのある1階でも大丈夫だろうと、今日、お友達のお宅を見させていただいて、思いましたので。

その方向で、住宅メーカーの方もいろいろと配慮しくださり、防音工事が引き継ぎやすいように考えてくださっています。
とても、有難いことです。


というわけで、いろいろありましたが、でも今は…、とっても幸せな気分です。


↓本日、打ち合わせの後に撮影。
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