kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

グランドピアノ選定

こんばんは♪

今日は、一日有休をとってヤマハ掛川工場まで出かけ、グランドピアノの選定をしてきました。


試弾室には工場から出てきたばかりのC3Xが3台並べられていました。
はじめご丁寧にお茶などいただきまして、その後、1時間ほど試弾させていただきました。

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同じC3Xでも、どれも音色に個性があって、違いがよく分かりました。
一番左側が、もっとも柔らかく深みのある音で、右に行くにしたがって、硬質のクリアな音になっていたと思います。
低音と高音のバランスの違いもありました。
硬質のクリアな音も素敵でしたが、やはり自分には少し跳ね返りが感じられるところもあり、弾いているうちにやはり一番左側のピアノが、自分に一番合っている気がしてきました。

一番長く、「弾いていたい」と思ったピアノ。
派手さはなくいちばん「地味」だったと思いますが、「思慮深いピアノ」だと思いました。笑


また、試弾室は一般的な練習室を想定してか、「響かない」部屋になっているとの説明でした。
しかし置かれている場所によって少し音響が異なっていた気がします。
一番左側は少し「響く」気がしたのですが、空中で音が溶け合って、澄みわたるような、沁み入るような、なんともいえない響きでした。
わが家の防音室、一般的な防音室より「響く」部屋になると思うのですが、そこに置いてあげたら、きっと、えもいわれぬ響きになると思うんです…。


というわけで、一番左側のピアノに決めました…!
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↓選定の証書と、記念にいただいたピアノのハンマーで作られたキーホルダー。
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選定が終わった後、同じ建物の中に展示されているピアノも、見学させていただきました。
その中に、リヒテルが1970年大阪万博の際に演奏したというヤマハCFと、1994年最後の来日公演の使用したCFⅢSが展示されていて、なんとそのピアノも弾かせてもらうことができました。

…すごくよかったです~~~。
リヒテルに心が通ったような気がして…(←「錯覚」でしょうが…。笑)

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夢のような一日でした!
…あ、でも、2月22日には、今日選んだ「一番左側のピアノ」が、我が家に運ばれる予定なのです。
夢が現実に…!



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