kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

自然に囲まれながら人工的な空間で暮らす

…これって、今、自分にとって大きなテーマです。


このブログに書いてきました通り、この家は、森のとなりに位置し、西と東の海をのぞむ場所にあって周囲に遮るものがあまりありません。
そのため、家じゅうが太陽の光を浴びて、その日の天候の変化がじかに目に入り、時々刻々と移りゆく森と海の景色をあちこちの窓から眺められます。

しかしながらこの家は、「人工的」です。
住宅メーカーを選んだ時点で、「地震に強い」「災害に強い」みたいなことを第一に考えたため、この家になりました。
強度があって耐火性に優れ、断熱性や遮音性が高い人工素材でできた家。

なので実は、外で雨が降っていても音が聞こえず、気づかなかったりします。
窓を開けないと、外気の温度や空気の感触が分からなかったりします。
さらにいえば、気密性が高いため、家の中が「陰圧」になっているような気がするときがあります…←ホント!?

まぁとにかく、そういうわけで、「外界」と「内部」を隔てるような性能を持つ家なので、その特徴をよく知って、賢く住む必要がありそうです。
しかし少なくとも、この家だからこそここで安心して住める、ということはあるかもしれません。
森のてっぺんにあるので、海から吹き上げてくる風が、強いです。でもこの家は、わりと平気みたいです。


また、この家はオール電化で、クッキングヒーターはIH、温水器はエコキュート、ヒートポンプ式の床暖房。太陽光発電をのせました。
…私、家電量販店とか行くのすごくニガテで、電気機器に囲まれて暮らしている感覚は、どうもまだ身体が慣れません。
そして実はまだ、この家、TVを置いていません。黒くて四角い液晶画面をリビングに置くというのが、なかなか受け入れられないのです・・。


…そういう暮らしをする中で、「じゃあ、何がほんとうにエコなのか!?」みたいなこと、考えます。。


人間の暮らし、便利、快適、暮らしやすさ。
自然の中で生きていくこと ・ 科学技術の発展とその恩恵。
自然とのつながり。共生


そんな環境の中に、わたしのピアノも、置かれています。


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