kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

自然vs.人間、ではない…

こんばんは。

雨が降り出してきましたね。

昨日はまた、となりの森に散歩に行ってきました。
行くたびに、森は表情を変えます。生えている植物、そこに暮らす昆虫たちの様子も。

そしてうちの屋上には、いろんな虫がやってきます。
お布団やシーツを干すと、いろんな虫がくっついています。どれも見たことのない、小さな虫。
赤や黒や、茶色や緑の。多種多様な虫です。
「新種を発見してしまうのではないか!?」と思うくらい。

そういうわけで、この家で暮らしていると、この森の「生物多様性」を、肌で感じます。


この森の、「生物多様性」。
「人間が手を付けないように保全してきたから得られた」のでは、ないようです。
むしろ人間が手を入れて、多様な植物や生物が暮らせる環境になった。いろんな生物が、戻ってきた。

例えば川の流路を、杭を打って変える。そうして湿地に「水」が戻る。ササを刈って「光」を戻す。そうすると、あっという間にさまざまな植物が生えてきて、昆虫の種類も増えるのだそうです。
山も同じ。適切に手を入れた。そうしてホタルも戻ってきた。

ボランティアさんたちの取り組みで、このような自然が戻ってきたわけです。

人間は、自然をこわすだけじゃ、ないようです。



あとたとえば、うちの目の前に立っている電柱の一角に、スズメが巣をつくりました。
ツバメもスズメも、人間が暮らすところに、好んで巣をかけるようですね。その方が、カラスやヘビなどの天敵に襲われる危険性が、少ないから。

そのスズメの巣。
昨日、家に帰ってきて見たら、ちょうどカラスが巣の中をつっつこうとしていて…。
雛を狙っていたんでしょうね。私、「コラ~ッ!!」と声を上げて、追い払いました。笑
逃げ出したカラスの後を親雀が追いかけて、小さな体で、勇敢にカラスに立ち向かって威嚇していて。
ああ、親雀、がんばってるんだな、と。私もがんばらなくちゃいけないなぁ~、と、その姿を見て、思った。

…というわけで。
自然も、人間も、お互いに影響し合って、関係し合って、存在しているんだな~と感じます。


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