ミラーセラピー ←これはピアノの練習に使える。
こんばんは♪
ごぶさたしてます。
今、脳出血後の左上肢の重度麻痺の患者さんを受け持っていて、リハビリの記録を読んでいたら、「ミラーセラピー」というのを初めて知りました。
両手の間に鏡を立てて、健側の手の動きを鏡に映し、その動きを見ながら麻痺側の手を動かす、というもの。
↓こちらのサイト分かりやすいです。
「…これは、ピアノの練習に使える!!」と思いました。
さっそく試してみました。
左手親指の「まむし指」対策として、左右の手で対称の動きをさせる練習はよく行っているのですが。
その場合、関節や筋肉などの動きの感覚、位置の感覚等で右手の運動を左手に学習させていると思うのですが、この「ミラー」を使うと、さらにそこに視覚情報が加わって、…なんともフシギな感覚になります。
まさに「錯覚」しているような、脳がダマされているような…。
脳は鏡に映っている動きを左手が行っていると認識して、手指はそれを模倣するような形となり、腕や肘や肩は、それにふさわしい動きをしようとしている気がします。
…最近私、また「左肩」のことで悩んでいたので、これはとてもいい気がします。
曲中全部確認しようと思ったらけっこう地道な作業になりますが。
ちなみに、前述のサイトでは四十肩、五十肩や変形性股関節症にも効果があると書かれていますが、なんとなくですが、やってみた感触としてはやはり手・指で一番効果が上がるのでは?と個人的には感じました。
視覚情報と運動の結びつきが、圧倒的に手指で多いからではないかな、と思いました。