kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

スピネット・チェンバロ おどろきの機構

こんにちは♪
よいお天気ですね。


我が家のスピネット・チェンバロ。↓
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スピネット・チェンバロって、「ジャック」と呼ばれる、チェンバロの撥弦に関わるツメ(プレクトラム)やダンパーを備えた木の部品が、隣り合う弦に対してツメの方向が反対になるように2本ずつセットされているんですね。

それが、最初の1年くらいの間、本体の木が環境になじむまでに伸縮して歪みが生じることで、隣り合う弦同士、ツメと弦の距離が一方は近付き、一方は離れ、そのためにタッチの強弱に差が出るのだそうです。

うちのスピネット・チェンバロは、変化が一般的なものより早く出たみたいで、この2-3週間前から高音域の音が交互に出なくなっていました。


コレ、「ツメ」を一個一個取り替えて、長さを調整する作業が必要なのかな、と思っていたんです。
だとするとけっこう時間と手間のかかる作業だよな~、と。


今日、チェンバロの製作者さんが、我が家に修理に来てくださったんですが。
で、なんと、見てビックリ!! ほんの一瞬で全部の問題が解決するオドロキの機構が備わっていたんです!!

感動してしまいました。
この機構は、製作者さんが発案されたものだそうです。なるほど~、スゴ~イ!と思いました。
(←製作者さん発案のものなので、詳細はヒミツです。)


・・・というわけで、全部の音が元通り鳴るようになって、とってもウレシイです!
そしてとても親切・丁寧にアフターケアしてくださるこのメーカーさんにして、本当によかったです。感謝感謝。



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