kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

どん底から、少し、這い上がってきた。

こんばんは。

以前、書きましたが、一時、両手の中指が痛く、整形のドクターにみてもらったら「バネ指になりかけてます。」と言われ・・・。
消炎鎮痛剤の外用薬を使ったりしてましたが、なかなか良くならず、朝起きて指を曲げようとするとかなり痛く、こわばり、ひっかかり、正直「どうしたものか・・・」と悩んでおりました。

当然、弾くと痛くなり、特に今取り組んでいるシューマンピアノソナタ2番などは、高速で指を動かし続ける曲のため、負担が大きくて。

こまかく分けての部分練習がやっとで、練習時間のおおかたは「イメージトレーニング」に徹し、実際鍵盤に触れて弾くのは1-2回にとどめる、という練習しかできていませんでした。
「通して弾く」など、到底無理。のような気がして・・・。
なんでこの曲選んでしまったのだろう? 
どうやったってこの手でこの曲は無理じゃないか? 
この曲は断念せざるを得ない、こんどのB先生のレッスンの時に、発表会は「出られません」と言おう、
これからは、手に負担の少ない曲しか弾けないだろう、そういう曲だけを選んで弾こう、

などと、「あきらめる」決意までして、一時はかなり辛い精神状態の中にいました。


しかし。
その後、少しずつ、よくなってきたのです。

ひとつは、中指がひっかからない、首~肩~指先にかけての、腕の「軸」のようなものが分かってきて、その方向に身体が修正されてきたこと。
もうひとつは、身体の使い方を教えてくださる先生に、レッスンしていただいたこと。問題点の指摘が「ズバリ」的を射ていて、先生に教えていただいた通りに意識を変えると、不思議と手の痛みが和らいで・・・。

それで、やっと、ついに、シューマンソナタ2番の第1楽章が、通して弾けるようになったのです。
そして、痛みと苦しみを通り抜けて、技術的にいろんなことが、以前よりとてもラクにできるようになってきました。


今日は、B先生のレッスンがあって、シューマンをみていただきました。
レッスンの最後に、「まだまだ、良くなりそうですね。」とのお言葉・・・(!) すごく嬉しかった。

まだまだ、いろんな曲、弾けるぞ・・・!という気がしてきました。

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