kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

アンドラーシュ・シフのリサイタルに行ってきました♪

こんにちは♪

昨日、神奈川県立音楽堂で開かれた「アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタル」に行ってきました!
ハイドンモーツァルトベートーヴェンシューベルトの、最後のピアノソナタを演奏するという、なんともシブいプログラム。

…よかったです~、至福の時でした。

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ピアノはベーゼンドルファー
最初のモーツァルトは、まだピアノと会場がなじんでない感じがしましたが。
次のシューベルトになると、音と会場が絶妙になじんで、なんともまろやかな美しい響き。
シューベルトソナタ21番D960、すごくよかったです。哲学的な曲、と感じました。思索と精神のいとなみによって至る、無上の歓び。
演奏時間が長い曲にもかかわらず、まったくそんなことを感じさせない、構成力と、終盤へ向けて感動を沸き起こさせる、素晴らしい演奏でした。


後半のハイドンもよかった。
第2楽章、p,ppの、なんともいえない美しい響き。絶妙な静寂と間。
…寝てる人もいたけれど(笑)、いや~、この音に包まれてのうたた寝って、極上だろうなァ~、と。

最後はベートーヴェンの32番、Op.111。
なんとなく…、ベーゼンドルファー、この頃にはちょっと音がくるってきた??中低音部。
なんとなくシフも弾きにくそうにしていた気が…?
しかし第2楽章、後半に向けて、やはりあの「天上の音楽」ともいうべき、高音部のp,ppの美しさ、煌くような、とろけるような、トリル。
も~~う、シアワセ。


休憩も含めてここまで2時間20分。

さてそしてここからが、またスゴかったのですよ~。
アンコールの嵐。そしてそれに律儀~に応えてくださる、シフ様。

1曲目はバッハのゴールドベルク変奏曲のアリア。…うひょ~、最高!
2曲目はモーツァルトのおなじみハ長調ソナタK.545。…うわ~、この曲って、こんなにステキな曲だったんだ!
3曲目はシューベルト 即興曲D935 Op.142-1
4曲目はシューベルト 即興曲D935 Op.142-4
5曲目はシューベルト ハンガリーの?(←聞いたことない曲でした)
6曲目はシューベルト 即興曲D899 Op.90-2

…とまぁ、なんと6曲もアンコールに応えてくれたのです!
しかもくりかえしもちゃんと弾かれるので、アンコールだけで40分以上!!しかも最後のアクションとか、茶目っ気たっぷりで、ホント可愛かった。(←な~んて言ったら失礼でしょうけれども…)シフの人柄がにじみ出てました。

最後は聴衆みんなでスタンディングオベーション
あったかくていいコンサートだったな。


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レッスン・2017.3.18

こんばんは~♪お久しぶりです。

元気にしておりましたが、いろいろやることもあってブログ書くのが面倒で...放置しておりました。


で、ご報告なのですが。
最近、なんだか、ついに(!)私のこの厄介な「体」の問題が、解決したようなんです。
身体の歪みの「芯」の部分が、ほぐれてきています。
もちろんまだパーフェクトではないし、日によって具合も変わりますが、しかしこうなるとソプラノも出せるし、左手も前よりは弾きやすくなって、気持ちよく音が出せるので、とても嬉しいです。
「ヨガ」がやっぱり、いいみたいですね。
ここまで7年かかりました~。


今日は、レッスンでした♪


<バッハ・平均律第1巻第17番 変イ長調 フーガ>
今回2回目のレッスンです。
前回のレッスンで、「テーマ」を目立たせようとするよりも、和声感、拍感を大切に弾くことを先生に指導いただき、そのへんを気を付けてもっていきました。
あとは現代ピアノでは、「強弱」をもっとはっきりつけて、ということで。

終了。
次、16番g mollいきます!


ショパン舟歌」Op.60>
来週のステップで弾きます。そして4月に開かれる教室の発表会で弾く予定です。
前回のレッスンで、私の演奏に「足りないもの」、先生にいろいろと諭していただきました。
そこをクリアするための方法を教示いただき、取り組んでみました。
今日はその点に関しては、いくらか改善したようです。

あとはちょこちょこと、はずすところ、抜けるところなど、取り上げて、練習法をアドバイスいただきました。

前回のステップのときよりは、弾ける感覚が持てるようになってきています。
うまく本番にもっていけるといいです。


ドビュッシー「小組曲」より「バレエ」(連弾)>
4月の発表会に向けて弾いてます。
けっこうこの曲、二人の手が接近して、どうしても当たっちゃうところが、いっぱいあります。
そのへんの確認作業を今日も行いました。


ところで明日は、なんと!!アンドラーシュ・シフのリサイタルを聴きに行きます!
楽しみです~!!!


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ブラームスを弾こうかな。

…えっと、ベートーヴェンの30番がまだ第2楽章取り組み中という段階で、次の曲を語るのも気が早いかもしれませんが…。

最近、無性にブラームスが弾きたい気分…。


なんなんでしょう、あの独特の和声感から醸し出される雰囲気。
心の深いところを撫でられるような感触。

私のやせっぽちの体では、あの重厚感は十分には出せないかもしれませんが。
でも弾きたい。弾いて癒されたい。笑


ブラームス、一度も弾いたことないのです。
とりあえずラプソディOp.79弾いてみようかな。



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レッスン・2017.2.25

こんにちは~♪

春を感じますね。
暖かくなってきて、私も少しずつ元気が戻ってきつつあります。


昨日は久々レッスンに行ってきました。
まずは、前回のステップのご報告から。
いつも自分がやっていたことが、まるで出せないサイアクの演奏だったってこと。
またある程度は弾けていた部分も、録音を聞いたらまったく盛り上がりが欠けていて、「ダメだ。」と思ったこと。

…実はあの曲、コンペで弾こうかとも思っていたんですが、今回のステップでとてもじゃないけどコンペでなんか弾けないと思ってそのこと先生にお伝えしましたが、しかし先生は「そんなことはない。」と。「もっていき方です。」とのこと。

というわけで、選曲はまだ保留ということで…。



<バッハ・平均律第1巻第17番プレリュード>
・出だしのテーマ、裏拍の16分音符が目立たないように。
曲の最初のテーマ、モチーフなど「どう弾くか」をよく考えて提示すること。

一応終了。


ショパン舟歌Op.60>
来月のステップで弾きます。そして4月の発表会でも弾く予定。

・39小節目~右手和音つなげるところばらして弾いて、左手のリズムと合わせて弾いておく。
いずれも安心して弾ける形、「呼吸」も含めた体の使い方をつかんでくりかえし練習すること。
部分部分のかたまりに分けて、通して弾くときも頭の中でかたまりをひとつずつ終わらせていくような気持ちで演奏すること。


ドビュッシー「小組曲」より「バレエ」(連弾)>
今年の発表会の連弾で先生と弾きます!

手がぶつかってしまうところ、手の位置をどうするか確認。
けっこう近接して弾く部分が多いですね、この曲。

こざっぱりとしていて魅力的な曲でとても楽しいです♪



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原始仏教的音楽生活

ステップの前から体調悪かったんですが、ステップで落ち込んで、その後立ち直ったもののまた体調を崩し…。

身体を立て直さなくては。


同時に、「ピアノ」との向き合い方も考え直したいと思っていた、今日この頃。
なんかよく分からなくなってきた。

「自分の中に、自分の求める音楽を見出したい」と思って、やってたんです。
それは今も変わらないんですが。
しかしどうしたって、できることとできないことがある。どうしたって年はとっていくし。無理をしても、気力や体力も、厳しいほどに、限界を突き付けられる。

そんな中で、じゃあ、どうしていったらいいんだろう~?と…。


ひとつ今思っているのは、生活の営みのなかの、ピアノ、ということ。
毎日、歯を磨いたり、仕事をしたり、お掃除や料理をしたり、人と話をしたりするのと同じで。
そこにはその人の心の持ち方が、表れると思うのですが。
そういった習慣が、ひとを形づくる。


そして「人前でピアノを弾く」ということを、どうとらえるか、ということ。
なんかあれこれ考えると、苦しくなってしまうので…。
でも結局それも、毎日続く生活の営みの中で、人の目に触れるある一断面、に過ぎないんだろうな、と。

何も主張する必要はなく。アピールしようとする必要もない。
ただそこに、在れば、それでいいんじゃないかな。という結論。




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