kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

発表会のリハーサル 楽しかった・・・!

こんばんは♪

今日は仕事始め。
・・・が、しかし、B先生の発表会のリハーサルがありまして、早々に仕事を切り上げて行って参りました!

リハーサルと言っても、参加されない方も多いとのことで、希望者は会場で1時間レッスンしていただける、というもの。
私は今年初めてだから、ぜひ、と。
ドキドキしながら、行ってきました。

ふだんのレッスンとは違い、会場のピアノ、会場の響きを聴いて先生が指導してくださるので、本番に直結、ですね。
ソフトペダルの使い方なども、レッスン室で弾くのとは大分変わるんだな、ということが分かりました。

また、先生が客席に座って、舞台上の私の動きを見てくださり、「ここで体をピアノから離す」といった大きな動きを指導してくださったり。
あるいは「間」の取り方なども、レッスン室で感じるのと、ホールの大きな空間の中で感じ必要とされるものは、違うのだな、と。


新しい学びがたくさんあり、とても充実した1時間でした!
そして大空間で思い切り弾けるのは、やっぱり気持ちがいいですね~~!!

明後日、本番です。
積み重ねてきたものを、出せる演奏にしたいです。


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忙しい。だからこそピアノの必要性を感じる。

おはようございます♪
晦日ですね。

今年は、来年5月のクリニック開業に向けて、慌ただしい1年でした。
そんな中、あらたにB先生のレッスンも受け始めるなど、この歳になってピアノでも新しい挑戦をしている気分でありました。

年明けには、B先生の門下の発表会があります。
名だたる音高、音大生が演奏する中、なぜか私(?)、という構成でありますが、出る予定であります・・・。

日中は病院での診療、夜の時間は週2-3回ペースで開業に向けての打ち合わせが入り、ピアノを練習できない日も多いです。
練習できてもせいぜい1時間くらい。
でも、感じているのは、その1時間がすごく大事だ、ってこと。
そこで自分の中のいろんなことが、リセットされます。
頭の中の、膨大な「やらなきゃいけないこと」、焦りや不安、いろんな感情的なこと、それらがピアノ弾いてると、凪いでいくように静かになります。
それで自分の心身のバランスが、とれている気がします。

年が明けたら、さらに開業に向けての準備が加速していくと思いますが。
でもピアノは、少しずつでも続けていきたいと思っています。


・・・先日、建築業者さんからクリニック建物が引き渡されました。
年明けから、内装工事が始まります。

看護師や事務さんなど、スタッフもほぼ決まりまして、いろんなご縁に、ただただ感謝するばかりです。

皆様にとっても、新しい年が、よい1年となりますように・・・!


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↑待合室から天井を見上げる

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↑クリニック裏側の眺め

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↑待合室の吹き抜けから続く、2階ホール

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浜コン、本選に残った4名の日本人の演奏を、聴いてみた。

今朝、浜松国際ピアノコンクールの最終結果について、あんなことを書いてしまいましたが。
しかし、やはり、ちゃんと聴いていないのにあんなことを書いたのは、申し訳ない、ちゃんと聴かなければ、と思って・・・。

それで、今日、時間があったので、本選に残られた4名の日本人の方々の、3次予選と本選の演奏を、全部聴いてみました。
お一人お一人について、書きます。(私なんかの耳ですのでアテにはしないでください)

1)安並貴史さん:弱音の美しさ、繊細なやさしい音色が、素敵ですね。3次のモーツァルトのピアノ四重奏、よかったです。
ベートーヴェンは、やや「線が細い」と感じさせてしまうところがあった。ドホナーニという方が作曲した曲は、私初めて聴く曲でしたけれども、その詩情を素敵に歌い上げてたと思います。素敵でした。本選のブラームスのコンチェルト2番は、彼は、選曲によって結果が変わったんじゃないかと思いました。

2)今田篤さん:モーツァルトの四重奏は、きっかり弾かれて合わせもうまく、様式感あるけれども、やや音が堅い、もうちょっと軽やかさが欲しいと感じてしまいました。シューベルトは惜しいところもあったけれども上手だと思いました。プロコフィエフの7番はヨカッタです。1楽章気持ちよくテンポにのれたし、第3楽章、クライマックスに向けて、リズムと響きの振動に包まれて、体が喜ぶのを感じました!
本選のチャイコフスキーは、クリアかつ重厚な彼の音色に合っていると思いました。ソロ部分のミスが続いたのが惜しかったのと、オケとの音色のバランスというか、融合と分離、のようなものがあるといいと思いました。

3)牛田智大さん:1次、2次予選の、プロコの7番のテンポ感や、バラード1番の独特の「節回し」?みないなものが気になっていたのですが。本選のラフマニノフはやはり、オケに負けない音の明瞭さが際だっていたように思います。安定感と余裕のある呼吸。それとあの、オーラ。ただ、私などには、バラード1番のときと同じように、やや「やり過ぎ」と感じてしまうところがあるというか。モテっと感、というか・・・。ロシアって、あんな感じなんでしょうか?しかしクライマックスは引き込まれました。会場のブラボーの嵐と興奮、熱気も動画から伝わってきて、凄かったですね。

4)務川慧悟さん:本選の、プロコの3番、良かったです。彼にあってますよね。3次予選では、モーツァルトの四重奏、彼の個性で、独特の世界観を描き出していたように思います。シャコンヌは、間合いとか呼吸とかもう少し工夫できそうだけど、彼の、自分の内側に対峙するような世界、磨き上げていったら素敵だろうと思う。クライマックス引き込まれました。ラヴェルは彼に合っていると思うので、せっかくだからもっと何か、マニアックなこだわりがあってもいいんじゃないかと思った。個性が洗練されるかなと・・・。


・・・というわけで、勝手なことを書きましたけれども、一人一人に、素晴らしさがあり、また、改善の余地もあるようにも思え・・・。
今朝書いたことは、本選に進まなかった方々の演奏を一部しか聴いていないので、これ以上はコメントできません。ノーコメント。

でもとにかく、こうして聴いてみると、自分の中に残るのは、「結果はどうでもいいじゃないか」ってことですね・・・。
言葉以上に、こんなに多くのことを語ってくれる音楽。自分を共鳴、共振させてくれる音楽。それをちゃんと受け止めていこう、ってことです。

聴いて勉強になりましたっ!


(おまけ)
5)ジャン・チャクムルさんの本選 リスト協奏曲1番:オケを、彼の音楽に、引きずり込んでましたね。リズムの躍動は、聴いていて「楽しい!」のひと言。緩徐な部分は音色の美しさが際立っていて、切ない歌も素敵でした。(スタインウェイかと思ったら、Shigeru Kawaiだった。あんな音が出るんですね!)
後半、やや「やっつけた」感がありましたが(笑)、まあ、あれも、「愛嬌」ってことか!?



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浜松国際ピアノコンクール 蓋を開けてみたら・・・

おはようございます。

昨日、第10回浜松国際ピアノコンクール、本選を終えて、最終結果がでましたね。

1位になられたトルコのジャン・チャクムルさんは、生では聴いていませんけれども、映像配信で聴いて、「いいな、好きだな」と思っていた方。
ですのでそれは、素直にうれしかったです。

しかし。
・・・もちろん私、皆さんの演奏聴いたわけではありませんから、そもそもこんなことを言う権利ありませんけれども。
でも、「字づら」だけ並べてみる限り、「え?」って感じの結果ではないですか。

業界の方々の中でも、いろいろささやかれているようですし。
そして本選出場者6名のうち4名が日本人?
4名の日本人のうち、3名が地元出身者???
なんじゃそりゃ。


・・・地元民として、私、恥ずかしくなってしまいました。

演奏された方々は、本当にお疲れ様でした。
それぞれが、そこに力を注がれて、素晴らしい演奏をされたんだと思います。
それ自体は、とても尊いことです。

ただ私は、バックに蠢いているように見えてしまう、さまざまの、何らかの力に「NO!」と言いたいだけです。
コンクールって、なんなんでしょう。

純粋なものを、守りたい。ただそれだけです。
(・・・そういうふうに見てしまう、私自身が、「不純」でしょうか。笑)


1次予選の、たったの20分に懸ける、若い人たちの熱狂。
あれだけで、私は、よかったな。


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勇気を出して、別の調律師さんにお願いして・・・、ヨカッタ!!

おはようございます♪

うちのピアノ、前回調律してからまだ2ヶ月ほどしかたっていないのですが。
しかし調律直後から、気になるところがいろいろ出てしまって。それで勇気を出して、今まで調律してくださっていた方とは別の方に、昨日はじめて、お願いしてみました。

そうしたら。・・・ぜっんぜん、違うんです!!
まるで別人のように変わりました、うちのピアノ。

響きのクオリティが一段上がった感じ。
かつ、打鍵による反応が良くなったというか、コントロールしやすくなった感じ。


始めていただく前に、「3度とか、10度とかの響きが、気になってしまうんです。これは仕方ないことでしょうか。平均律の限界、ということでしょうか。」とお聞きしたのですが。
それに対して、調律師さん、「挑戦」してくださったんですよね。
うなりの速さを合わせるとか、調律曲線?がどうとか、私の知らない世界ですが。
ピアノ室から聞こえてくる調律の音を聞いていると、同じ音域を何度も何度も、くりかえし調律されていて。
・・・それが、はじめてから2時間くらいたった頃から、なんか音の質が変わってきた感じがして。
調律師さんが時々弾かれる、ちょっとした短いスケールや、和音を聴くだけで、「素敵!!」って心が躍るの。笑

で、結局、始めてからなんと4時間!!
調律師さんはずーーーっとピアノ部屋に閉じこもりっきり。その間、集中してこのピアノと、向き合ってくださいました。


調律で、「こんなにピアノって変わるんだ~~!!」ってことが体験できました。
そしてこれから回を重ねて手を入れていっていただくことで、このピアノ、さらに良くなっていくんじゃないか、という期待。

ピアノ、喜んでます。


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