kokodamのピアノ日記 vol.5

海と森が見える家に住み、ピアノを弾いています。日々思うこと、感じたことなど、綴っていきます。

モンポウの曲たち

こんばんは♪

昨日は一日休みで、時間があったので、モンポウを聴いていました。
手持ちの数冊の楽譜を片手に、「何を弾こうかな・・?」と考えながら。

そしたら…、また、ハマってしまった。

一番興味があるのは、Musica Callada(ひそやかな音楽)。
1959-1967年作曲の作品群。
だけど…、これらの曲、なんだか「弾いてはいけない曲」のような気がしてしまう。

たとえば、なんとなく掴みやすいこの曲↓。(Ⅲ,Placide)

無邪気で単純な、まるで「子ども」を思わせるようなテーマなのに、どこか、影・翳り・陰…、の雰囲気が付き纏う。
私の中では、キリコの絵(「街の神秘と憂愁」)と、イメージが重なります。
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Musica Calladaの他の曲は、もっと近代(っていうか現代?)の、ちょうどMompouがこれらの曲を作曲した頃の、抽象主義の絵画のような雰囲気。

内面の一番奥深いところ。
モンポウ自身、これらの曲は、出版や公開演奏をためらったのだそう。



あと、虜になってしまったのは、この曲↓。PréludesのⅧ.

素敵。映画のワンシーンみたい。
感情の高まりを、こんなにストレートに表すのは、モンポウ的ではないかもしれないけど。でも、ステキ。

うっとり。


とっつきやすいのは、やはり「歌と踊り」Cançons i dansesでしょうか。
3番の出だしが、大好き。「わぁ~、キレイ~!!」って思う。
やっぱり、「Mompou plays…」が、ダントツに素敵です。
6:20くらいからです↓


途中から、「踊り」の部分、「田舎の踊り」みたいで、そのギャップがまた、笑えますが。
この「踊り」は、耳に残ります。笑


はぁ~、やっぱりいいなぁ~、モンポウ



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